福田内科・胃腸科における内視鏡の消毒洗浄について
 

最近、内視鏡によるウイルスや細菌の感染が問題となっています。

ウイルスの中では、B型肝炎・C型肝炎。細菌の中では、潰瘍の再発に関係があるヘリコバクター・ピロリ菌が不潔なスコープを介して他の方に感染し得ることが分かっています。

当院では、早くからこの問題に取り組んでいます。
具体的には、1985年より消毒液の中で最も強力な、グルタールアルデハイドを使用し内視鏡自動洗浄機で消毒した内視鏡を使用しております。

 


内視鏡自動洗浄機
(1) 内視鏡自動洗浄機 4台設置
(2) グルタールアルデハイドの濃度を2.0%に保持管理
(3) 洗浄機にかける前のスコープ内のブラッシング
(4) 胃用スコープ 7本を使用

 

内視鏡の本数と内視鏡自動洗浄機の台数を多くすることで、十分な時間をかけて消毒を徹底することが可能となりました。

  内視鏡洗浄の徹底管理
ステップ 1 内視鏡(生検チャンネル等)のブラッシング
ステップ 2 内視鏡自動洗浄機で洗浄
ステップ 3 内視鏡のグルタールアルデハイド浸漬を10分間おこなう
ステップ 4 内視鏡自動洗浄機ですすぎ洗浄

上記対策の徹底により、当院では感染する原因を有する患者さんの検査の後でも、次の検査の方に感染することはまったくありません。安心して内視鏡検査を受けることができます。
 
●たとえば、胃カメラによる検査は3〜5分ですが、消毒にはこの5倍以上の時間をかけています。