苦痛を伴わない大腸内視鏡検査

検査の時、痛みを感じるのは大腸の内側にある粘膜ではなく、外側の神経が過伸展されるからです。その為大腸を過度に伸ばすことなく検査が終了できれば痛みを感じることはありません。
大腸は、固定されている部分と固定されていない部分があって、固定されていない部分から固定されている部分にスコープを挿入する時、つまりSDJ(S状結腸下行結腸移行部)(A点)と肝彎曲部(B点)の通過がポイントです。

A= A点

B= B点

1= S状結腸

2= 横行結腸
(1)SDJ(A点)をこえる時
  (a)最もスムースに入る場合
  (b)SDJ(A点)の肛門側でループを作るので、ループの解除を要する
  (c)テクニックの差によって、わずかに痛むか、ひどく痛むか、異なる場合
上図のように、過伸展の(C3)を作ると強い痛みを生じるので、

下図の(C4)のように過伸展せずにスコープを入れるのが理想です。
(2)肝彎曲部をこえる時
肝彎曲部(B点)をこえるのは普通全く痛みはありませんが、過伸展の(D)を作る時痛みが強くなります。
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以上より、お分かりになったと思いますが、苦痛がない大腸内視鏡検査のポイントは、大腸を過伸展させずに検査を終了することです。
当院では、この20年間に25,000例を超える検査をおこなってきましたが、10,000例の時よりも20,000例を超してからの方がスムースに検査がおこなえるようになっています。
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